俺はこんなもんじゃねえと思っている人へ。【仮面浪人】

こんにちは!小野寺慎太郎です。

 
突然の告白ですが、僕は中堅レベルの私大で1年生の間、仮面浪人をしていました。その結果、第一志望の国立大学に合格することができ、現在通っています。
現在の生活と仮面浪人前の生活を比べると正直、充実感や友情・人間関係などの密度が全く違います。
逆に仮面浪人をせずにあのまま中堅私大に通っていたらどうなっていたのかは想像するたびぞっとします。
受験のために、友人は最低限。打ち込めることは無し。成績も優秀でない...。
 
これだけ聞くと合格できてよかった、と思えるかもしれません。実際私は合格できてよかったと思っています。
しかし!私は実際に受かってみて、いいこと以外にも感じたことがあります。
 
それは仮面浪人であることは、それ自体がアイデンティティである。ということです。
 
具体的にお話しさせてください。
普通人は自分の所属するコミュニティの中で、他人と自分を比較することで自分というものを知っていきます。
たとえば私は話すのが得意だ。数学が得意だ。人の気持ちをおもんばかるのが苦手だ。というようにです。
しかし仮面浪人は自分一人で完結している割に他人に目が向きがちな時期です
そのため思考は以下のようになっていきがちです。
俺はこいつらよりレベルの高い大学に行くんだから、こんな奴らとはうまく付き合えなくてもいい。受験のためだから、こいつらと同じように単位は取れなくてもしかたない...。
 
このように考えているうちに、実際の自分とは向き合わなくなっていきます。
そうして仮面浪人の1年間、あるいは他の苦労の期間を最大限に活用できないまま終えてしまうかもしれません。
自分と向き合わないことには、折角の自分の才能に気づかないままになってしまうからです。
 
ちなみに僕はまじめな浪人生ではなかったので、勉強せずに自分と向き合ってばかりいました。当時の彼女にも思いっきり振られて落ち込んでいたというのもありますが。思い出したらしんどくなってきた。
そうして僕は1年間の間に、モテることや人からほめられることにつながることであればかなり頑張れるということなどのあらたな自分の一面を発見しました。それは今もさりげなく役立っています。
 
こんなやつらとは違う。ここの人間なんて気にしない。と普段から思っている方。
そう思っているうちは時間がもったいないです。
そんな奴らは気にしないで、自分と向き合っていきましょう。